どうせだめならやってみよう


YOUの態度はオフサイド
by child-of-children
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

この視力が衰えていっても

君だけは見える


さて、去る24日に新宿のとあるビルにて視力回復手術を受けて参りました。
向かう電車でまたとなりのおじさんが臭かったことはもはや言うまい。
おじさん、発酵してました。

で、病院についてまずは術前検査。
あ、この前の日記で訂正したいのですが、ぼくの視力は裸眼で0.06でした。0が一個足りませんでした。
マイケルには0.6って言われたんですけど、検査結果の紙を見てみたら0.06って書いてありました。
そりゃぁそうですよね。そんなに目良かったらオペ受ける意味かなりない。

で、術前検査の結果は以前と変わりないので、本日オペ受けられますよとのこと。

少々時間を置いて、呼び出されました。
ロッカーに荷物や貴重品を置いて、手術の待合室のような所へ連れて行かれて、そこで手術着を着せられました。
かっぽうぎそっくりでした。
給食を配膳していた小学校時代の記憶がよみがえってきましたねぇ。
で、ちょっと待ってると中からどうやら担当医の女の人がやってきて、目に目薬の麻酔を打ってくれました。
「では麻酔が効いてくるまで本でも読んでお待ちくださいねー」
ラックに目をやると、マダムが好んで読みそうな雑誌しかなく、どうしたものかと見ていると「世界のホテル」みたいな雑誌を発見。
おぉ。
いろんなリゾート地のホテルやらなんやらが紹介されていて、なかなか面白い。
中でも特に目を引いたのがどっかの国の「ボラボラ」というところ。
エメラルドグリーンの海の上に建つ伝統的なコテージのようなもの。
空は真っ青。砂浜は真っ白。まさに楽園という言葉がぴったりの場所でした。
いいなぁ。行ってみたいなぁ。
一泊大体8万円とかかぁ
ちょっと高いけど、いいなぁ

などと考えていると
「ではこちらへどうぞー」と唐突に呼び出される。
そしてそのまま直で手術室へ。

えぇぇ

なんかもうちょっと前置きとかないんですか。
ぼく今気分はパプワくんのような南国少年なんですけど・・・

ほいでもう手術を行う変なイスみたいのに乗せられて、背もたれを倒し、枕で頭を固定。

うわ、ほんとにもう始まるよ。

心の準備も何もあったもんじゃぁない。
麻酔の目薬とか乾燥防止の目薬とか射されながら、オペ準備はたんたんと続けられます。

オペは、まずフラップというのをつくる作業から始めるんですね。
このフラップっていうのは、早い話がレーザーを当てるための溝を作るようなものですね。
角膜の内側にレーザーを照射するんですよ。そのための溝、そしてふたを作るのです。
特殊なレーザーを充てて、角膜の一部に細胞分裂を起こさせるようです。だから一時的に、角膜の一部がが切り離されてる状態になるわけですね。

で、このフラップ作りですが…
正直痛いし怖いっす。
上まぶたと下まぶたを持ち上げて、円筒状のものを入れられます。
で、それをなんだかぐいっと押し込むんですよ。力いっぱい。
確かに目の表面は麻酔が効いてますが、さすがに目の裏側までは麻酔は届かず、自分の眼球が眼底に思いっきり当たってなかなか痛いんですよこれが。
で、しかも局所麻酔だからしっかり何されてるかがばっちり見えるんですよ。
で、その円筒状のものの中からレーザーを見つめるわけですよ。
するとだんだんと視界が白くなっていきました。
この瞬間はなんだか感動しましたね。
白いまん丸の布が目の中に広がっていくような感じでした。
レーザー照射は片目で一分程度で終わります。
レーザー照射時間自体は本当に短いです。

で、続いて左目。
これもやっぱり痛い。眼底が痛い。
勘弁してほしい。

でもまぁ途中で投げ出すわけにもいかず、耐えました。

終わると、世界が真っ白です。
目を開けているのに真っ白で何にも見えません。
女医さんに手を引かれてすこし離れた場所にあるイスに座ります。
で、完全に細胞分裂するまで少々お時間をおきますと。

いやぁホントに世界は真っ白でした。
「目を開けないでくださいね」って言われてたんですけど、なんだか不思議な世界をもっと味わいたくてちょろちょろ目を開けてました。
すごいなぁ。
解夏ってきっとこんな感じだったんだろうなぁ


あぁ、いるよ。
君は泣いている。
もう、泣くな。


ハイ、次はいよいよ視力を回復するレーザーのお時間です。
さっきよりはなんだかほんのちょこっとだけどなんとなく物は見える。でもやっぱりよく見えないので手を引かれてイスに座ります。
で、背もたれが倒れ、今度は顔に布をかぶせます。
おぉ、なんだか手術っぽいね。
今回は上と下のまつげもなんかテープ見たいので止めました。
で、怖いんですよ。
針みたいので目を突っついてくるんですよ。
さっき作ったフラップをめくろうとしてるらしいのですが、解夏の世界に浸ってたのがいけなかったのか、なかなかめくれないみたいで何度も何度もカリカリやってるんですよ。
それが見えるもんだからもうヤダヤダ。

なんとかとれて、またまばたき防止用かなんかの器具をはめ込まれて、レーザー照射。



なんだか焦げ臭い。
目玉焼きですか。
本物ですね。

「30・・・40・・・」

と読み上げられる数字がなんだか怖い。

これまたレーザーの照射は1分程度で終了。
左目もまたフラップをめくるのにてこずられましたが、左目もどうやら無事に終了。

「おつかれさまでした。手術はこれで終了です」

と、オペ後目を休ませる暗い部屋に連れて行かれます。


・・・痛い。
痛いというか、なんか嫌な感じ。
目は閉じてるはずなのに激しく乾燥しているようなかんじ。
それに加えて、目を開けたいのにどうしても開かない、まるで体育のプールの後の授業中のような感じ。
全然眠くないのにまぶたは閉じてくる感じ。
目が異様に疲れて「ん~」って目を押さえたい感じ。でもオペ後だからダメ。
それらのなんとも非常に形容しがたい痛みにずっと襲われていました。

まさかこんな痛みに襲われるとは思いませんでしたね。
もう手術終わったら完全に視界くっきりでとっても爽快な感じで帰れる気がしてたんですよ。ぼくは。

でも全然違いましたね。そりゃよく考えたらそうですよね。
角膜が一時切り離され、しかも目にレーザー光線を受けてるわけですから。
普通に電車で帰ろうとしていたぼくがアホでした。
もはや一人で歩くことさえ困難な状況でしたよ。

検査を受け、キレイにできてますねとか言われ、翌日検査の時間の確認をして終わり。

「お気をつけてお帰りくださいね」

おいおいなんだか冷たいじゃないですか。
こんなんで帰ったら絶対に行き倒れになりますよ。このご時世に。

で、次の日も検査あるし家に帰るのも面倒だと思って予約していたホテルに、母親に手を引かれて連れて行ってもらいました。
いやぁ母親に触れるなんて何年振りだろう。
懐かしい。

母親に手を引かれながら、自分でもがんばって片目を2秒くらい開けて、道を確認して目を閉じて歩いて、またがんばって片目開けて確認して・・・ってのを繰り返して、ホテルに着きました。
近いはずのホテルがものすごく遠くに感じましたね。

母親にチェックインの手続きをしてもらって、今夜の夕食と次の日の朝食を買ってもらって、母は母で用事があったのでお別れ。

ぼくの目の嫌な感じの痛みは増すばかり。
目に触ることができないのでベッドの上でのたうちまわります。
ほんとその痛みってのが、つねったりどっかにぶつかったりしたような痛みとはまったく別物なんですよ。
本当に形容しがたい痛みなんですよ。痛みって言っていいのかわからないくらいなんですよ。
ムカツク痛みなんですよ。

で、これは耐えかねますってことで、もらった鎮痛剤を飲みました。
それでもなかなか痛みは消えず、3、40分くらいはもがいてましたね。

痛みがちょっと和らいできたところで、「これは寝たほうがいい。今こそ寝るチャンスだ」と即寝。
昨日2時間とかの睡眠時間にしといてよかった。

大体15時くらいから21時くらいまで寝て、目が覚めると痛みも全然なくなってます。
視界もかなりクリアで、カーテンを開けて窓の下を見てみると、コインパーキングの料金まで見えます。

いやぁ感動でしたね。コンタクトしてるときよりもメガネしてる時よりも見える。

・・・でもその変はなんかありきたりの感想文になりそうなので省略。

目が覚めて、ご飯を食べます。
TVをつけます。当然、TV自体は見れません。音だけを聞きます。
30分おきくらいに3種類の目薬を射さなきゃいけないのですが、これがなかなかわずらわしい。今でもまだ続いてます。

ご飯を食べ終わり、そのまま布団にくるまってTVの音だけを聞いていました。

23時過ぎ、また眠くなってきたので寝ることに。
寝てるときに無意識に目を引っ掻いたりするのを防ぐための仮面ライダーの目みたいな防具を装着して就寝。


・・・この寝ている間に、霊体験をして、非常に恐ろしい体験をしたのですが、夢の中だったのか現実だったのかよくわからないんで省略します。
もし「聞きたい」いう奇特な方がいたら後ほど書きますが・・・


で、クーラーの温度は23度でつけっぱなしで寝てたのに汗びっしょりで5時ごろ目がさめました。
それからなかなか寝付けずに、7時くらいにやっと再び眠れ、そのまま10時の目覚ましで起床。
右目はちょっとぼやけてるけど左目はものすごい見える。

朝ごはんを食べて、チェックアウトを済ませるけど、まだ診察時間まで1時間ある。
ちょっと歩くと携帯屋さん発見。
ちょうど携帯が不調だったし時間もあったので、衝動的に機種変。
それでいい具合の時間になったので病院へ。
検査を受けると「炎症を起こしてる」とのこと。
たしかに鏡で見てみると、左目に血の塊のようは広がりがある。
で、本当は1週間後でいいのですがぼくはまた3日後に来てほしいとのこと。
炎症を抑える強めの薬をもらって、親に車で迎えに来てもらって帰宅。
なかなか濃い2日間の東京滞在でした。


術後痛くてのたうちまわってたときは「手術なんて受けなきゃよかった」って心底思いましたけど、今は「やっぱり手術受け手よかったなぁ」と思います。
コンタクトのケアとかのわずらわしさもないし、ぼくは目の疲労からくる慢性的な頭痛もちだったのですが、手術してからはそれもなくなりました。
裸眼で景色がきれいにみえるってのはすばらしいですね。
目の悪い方は、是非この手術を受けることをお勧めします。
これから先ずっとコンタクト代とかを払っていく事とかを考えたら、20万円というのはそう高くはないと思います。
しかも本来は50万円です。
今キャンペーン中らしくて半額以下です。
安いよダンナ。


記録的長さの日記読んでいただきありがとうございました。
お疲れ様でした。
俺。
[PR]

by child-of-children | 2006-07-28 00:37 | LIFE
<< ねぇ、神様 新たなる道を行く >>